HOME > 病名検索 > 難聴 > 原因・鍼灸治療のメカリズム
難聴の原因・鍼灸治療のメカリズム

難聴は耳から脳に至るまでの音の伝わる経路のどこに異常があっても起こります。これらの中で最も頻度が多い難聴は内耳に原因のある難聴です。


  • 外耳による難聴:外耳炎・耳垢
  • 中耳による難聴:中耳炎
  • 耳管による難聴:耳管炎・耳管狭窄症
  • 内耳による難聴:老人性難聴・突発性難聴・メニエール病
  • 脳による難聴:脳動脈瘤・動静脈奇形・聴神経腫瘍
鍼灸治療のメカリズム

2004年、当院はレーガン米大統領の手術も手がけたロサンゼルスのハウス医学科学研究所との共同研究で、マウスを使って、脳橋と大脳の皮質の聴覚エリアを観察しました。

聴会、翳風、聴宮、糸竹空に電気針、20分間連続に刺激すると脳橋の働きが活発し、皮質の聴覚エリア硬膜の表面に置いてあった電極の振動の幅も増大していることがわかりました。脳橋では、高音と低音で信号の流れる場所や深さが微妙に違います。

針を通じ、電流が3万本とも言われる聴神経に伝わって、脳橋を刺激することによって、聴覚の働きがよくなると考えられます。